コンプリションボンドとは
映画制作に、資金を投融資した投資家の負う完成リスクを、完成保証会社にヘッジするシステムです。
アメリカ・ヨーロッパ等では、ごく一般的に使用されている仕組みです。
コンプリションボンドの必要性
制作者側から見ると、完成保証会社による保証を受けられることによって、投資家から投融資を受けやすくなり、また投資家にとっては、安心して投資することができます。
コンプリションボンドの機能
映画制作の予算を実際の費用が上回ってしまい、資金不足に陥った場合に、不足分の補充を完成保証会社が行い、
制作の中止を回避することができます。
また、制作完成の遅延が予想された場合にも、完成保証会社が常に制作スケジュールを管理し、
最悪の場合には自らの権限に於いて完成させることができます。
この2点を全うするためには、現場を監視し、監督やプロデューサーに指示命令を出せる制作経験者や、
映画制作に関する予算管理執行者、つまり制作経理の人材が必要不可欠です。